雛人形の後悔しない選び方!親王飾りはこうやって買え!

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娘が産まれて早2ヶ月が経ちました。

そんなこんなで初節句の時期が近づいてきました。我が家では雛人形は自分たちで買うことに決めていたので土日を使って雛人形を見てきました。

正直、雛人形なんてせいぜい5万〜8万円ぐらいでしょ?と思ってましたが桁が違いました。もちろん、安いものもありますが人形の違いが歴然なのでこりゃ、安いものは買えないなとお店へ見にいって初めて感じました。

最終的には僕も奥さんも納得のいく親王飾りの雛人形を買うことができました。

雛人形を買う為に25件ものお店を回った僕がお店の人と話して得た知識を交えながら、納得のいく雛人形を買うコツをお伝えします。

photo credit: Hinamatsuri 雛祭 via photopin (license)

人形と小物は別々で買え!

親王飾りといえば、お雛様とお殿様が台の上に乗っていて、ぼんぼりがあって、屏風があって、ひな菓子があって、桃の木と橘が両脇に置いてあって・・・、というものを想像しますよね。

実際に店頭に見に行くとそれらはパッケージになって販売されています。でも、これらをバラバラで買えるって知ってましたか?

久月や吉徳などのいわゆる有名大手メーカーでは基本的にはパッケージ販売のみですが小さな人形屋さんではバラバラで販売されています。

バラバラで買うメリットはどこにあるのか?

それを知る為には、まず雛人形の価格の内訳を知る必要があります。

おおざっぱに言うと一対の人形と小物類の価格は3:2です。つまり、定価15万円の雛人形であれば、一対の人形が約9万円でそれ以外の台や屏風、ぼんぼりといった小物類が約6万円です。

この価格は実際に僕がお店で確認したときの価格を基準にしています。かなりの量の雛人形を見てきましたのでそこまで大きくずれていないと思います。

この価格を見た人はこう思うはずです。

小物って意外と高いな

そうなんです。高いんです。

僕もこの価格を見たとき、小物にお金をかけるより可能な限り、人形にお金をかけたほうが納得の行く雛人形を買えるなと思いました。

小物は省けるものは省くなり、少し安いものにして納得のいく人形を選ぶ。

これが人形と小物をバラバラで買うメリットのひとつです。

飾り台は要らない

小物の中で真っ先に省けるものがあります。

それは飾り台です。

飾り台とはお殿様とお雛様が座っている親王台の下に敷く台のことです。

本来であれば、毛せんと呼ばれる赤い布の上に親王台を置いて、その上にお殿様とお雛様を飾るのが本流でしたが時代の流れとともに日本の家事情も相まって飾り台をセットで販売するようになったようです。

そう考えるとなくても全く問題ありませんよね。

しかも飾り台は小物の中でも高価なものです。そのため、飾り台を省くことでコストカットもできますし、その分を人形にお金をかけてワンランク上の人形を探すのも手です。

コンパクトに収納できる

また、飾り台は大きいので収納する際に場所を取ります。雛人形は1年に一度しか飾らないため、できる限り場所を取りたくないと思ってる方はとても多いと思います。

そういう理由からもパッケージではなく、人形と小物をバラバラに買って必要ないと思った小物類は買わないほうが良いと思います。

最近では収納箱付きの雛人形もありますが絶対におすすめしません。

理由としてはまず、収納箱が意外と大きいので収納に便利とはいえ、場所を取ります。収納箱があると収納できて便利と思われるかもしれませんが、お店の人も言っていましたが基本的には雛人形は段ボールに入って発送されるので、わざわざ収納台にしまう必要は全くないそうです。 f 送られてきた段ボールは捨てずに収納箱として使うほうが良いと言っていました。また、用途はそれだけでなく、段ボールの上に毛せんに引けば、そのまま飾り台に代わりにもなると言っていました。

収納箱は日本人らしい発送ですがお店の人いわく、全く必要のないものだそうです。

またデメリットはそれだけではなく、収納箱は単品で計算すると高いため、人形の質がワンランク下がってしまうという問題もあります。

以上のことを踏まえてもパッケージで購入するメリットは少ないと思います。

子どものために少しでも良い雛人形を安く買いたいと思っている親御さんはパッケージではなく、人形と小物類をバラバラで購入することをおすすめします。